お母さんの態度が小学生の成績を決める!
小学生の子ども達が成績を上げるために、お母さんがやってはいけないこと、どうすればよいかということをお話していきます。
2013年4月6日土曜日
ちゃんとしなさい!
子どもが自分で考え、判断し、決断する
ためにはどうすればよいか。
このことはとても大切なことだと、ずいぶん
前にお話をしました。
自分で考えて行動するには、子どもは自立
しているか、自立しようとしていなければ
なりません。
なぜなら、親や他人の判断を仰いでいる
わけではなく、自らが考え判断しようとし
ているのですから、自立しようとしている
ことがその姿勢からも読み取れます。
自立していなければ、自分で考え、判断して
いこうとは思わず、どこか他人まかせという
ことになります。それが責任を負わないと
いうことでもあるのです。
では、子どもが自立するためにはどうしたら
よいのでしょうか。
それは、まず第一に親が自立することなんです。
親がちゃんと自立することが必要なのです。
親が他人に依存しているようでは、子どもは
自立できません。
中には子どもに自分の望みを実現して欲しいと
無意識に思い、子どもに依存している場合もあります。
自分が実現できなかったことを、子どものためと
言いながら、子どもに実現させようとしていることは
多々あるのです。
次に、では、親が本当に自立するためにはどうすれば
いいかということを考えなければなりません。
そのためには次のようなことを理解しなければ
なりません。
---------------------------------------------------
子どもも、一人の人間であり、独立した人格です。
親と子どもとは別の人間なのです。
子どもには、子どもの思いも感情も気持ちもあるのです。
子どもは親の思いどおりになるはずはありません。
親には子どものことを理解できないこともあります。
それでも、子どもの人生をコントロールすることは
できません。
その子には、その子の人生があるのです。
子どもの人生の主役は、その子本人なのですから。
親の望みは、親自身の人生を通じて実現するしか
ないのです。
-----------------------------------------------------
このことを理解して、自分なりに親が行動できる
ことが、親が自立するために必要なことなのです。
長い間、さまざまな親子と出会ってきて、これが
できていると、自然と子どもは自立をしていく
ように思います。
ご家族で振り返ってみてはいかがでしょうか。
ぜひ、ゆっくりと考えてみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com
2012年8月26日日曜日
後悔しない自由?
前回の続きのお話をしようと
思いました。
でも、どうしても読んでいただきたい
ブログがありますので、ご紹介します。
塾生の保護者の方も、
塾生でない保護者の方にも、
ぜひ、読んでいただきたいと思います。
「鏡の法則」という本をご存知の方も
多いと思います。
その鏡の法則の著者の野口 嘉則先生のブログ
です。
「後悔する自由? 親と子の会話に学ぶ『自立』」
http://coaching.livedoor.biz/archives/50216557.html
「相手を苦しめる愛とは?」
http://coaching.livedoor.biz/archives/50220862.html
私が日頃、保護者の方にできるだけ
お話していることでもあるのですが、
「本当にお子さんはそう思っていますか?」
そのことをぜひお考えいただきたいと
思います。
また、Facebookをされている方は
野口先生のフィード購読もお勧めします。
野口 嘉則先生
http://www.facebook.com/noguchi.yoshi
ぜひ、じっくりお読みください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com
思いました。
でも、どうしても読んでいただきたい
ブログがありますので、ご紹介します。
塾生の保護者の方も、
塾生でない保護者の方にも、
ぜひ、読んでいただきたいと思います。
「鏡の法則」という本をご存知の方も
多いと思います。
その鏡の法則の著者の野口 嘉則先生のブログ
です。
「後悔する自由? 親と子の会話に学ぶ『自立』」
http://coaching.livedoor.biz/archives/50216557.html
「相手を苦しめる愛とは?」
http://coaching.livedoor.biz/archives/50220862.html
私が日頃、保護者の方にできるだけ
お話していることでもあるのですが、
「本当にお子さんはそう思っていますか?」
そのことをぜひお考えいただきたいと
思います。
また、Facebookをされている方は
野口先生のフィード購読もお勧めします。
野口 嘉則先生
http://www.facebook.com/noguchi.yoshi
ぜひ、じっくりお読みください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com
2012年8月15日水曜日
中学生の保護者向けのブログもお読みください。
中学生のの保護者向けに書いているブログでも
大切なことをお話しています。
附属中学生で附属高校に行きたいと切実に
思っている子どもはそれほどいません。
では、どのように目標を定めればよいの
でしょうか。そのことについてお話しています。
ぜひ、お読みいただければと思います。
こちら↓をクリックして下さい。
http://tmc-ikeda1.blogspot.jp/
どちらもお読みいただければ、少しでも
お役に立てると思います。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com
大切なことをお話しています。
附属中学生で附属高校に行きたいと切実に
思っている子どもはそれほどいません。
では、どのように目標を定めればよいの
でしょうか。そのことについてお話しています。
ぜひ、お読みいただければと思います。
こちら↓をクリックして下さい。
http://tmc-ikeda1.blogspot.jp/
どちらもお読みいただければ、少しでも
お役に立てると思います。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com
我慢なんてしないよ!
お盆のお休みはいかがお過ごしでしょうか。
今年は猛暑に加え、豪雨によって大きな被害も出ています。
昔はこんなことなかったのに・・・。
そう思われている方も多いのではないでしょうか。
前回、お母様方の育ってきた「時代」について
考えてみました。
人は必ず社会から影響を受けています。
自分ではそれほど感じていなくても、自然と影響を
受けてしまいます。
子ども達はお父様やお母様のの努力によって得られた
豊かな生活ができる環境の中で生まれてきています。
欲しいものは、たいていの物がすでに目の前にあるの
ですから、我慢なんてしなくていいのです。
「それでもできるだけ買い与えず、我慢させてます。」とまた
お叱りを受けるかもしれません。確かにそうだと思います。
そういう躾や教育をご家庭でされていると思います。
でも、考えてみてください。
お母様が子どものとき、
PSPがありましたか?
パソコンやインターネットがありましたか?
携帯電話がありましたか?
電子辞書がありましたか?
お子さんに使わせているかどうかではありません。
世の中にそういうものがなかったんです。
電車に乗っても冷房がついていたわけではありませんでした。
阪急電車も完全冷房化されたのは昭和60年のことです。
デパートは6時以降に営業していませんでしたし、
ローソンやセブンイレブンはわずかながらありましたが、
夜11時以降は営業していませんでした。
お母様方はそういう時代を生きてきたのです。
子ども達とは、同じ“子ども時代”であっても、
生きている時代が全く異なるのです。
我慢することの良し悪しを言っているのではありません。
がまんしようとしなかろうと、物があるかないかでは
世の中全体が向かう方向が違うのです。
子ども達が厳しく言われて、がまんしてやることは
明らかに減ってきています。それは物があれば
考えたり、我慢したりする必要がどこにもないからです。
だからこそ、厳しく言っても聞いているようで
聞いてはいないんです。厳しく言う前に、自分で考えさせ、
判断させ、決断させなければいけないんです。
自分で決断したことを実行しなかったときに、初めて
厳しく言わなければいけないのです。自分で行った決断が
実行できなかったのはなぜかを考えさせる必要があるからです。
当たり前ですが、実行でき、結果がうまくいけば褒め、
失敗すればなぜかを考えさせ、次に失敗をしないためには
どうすればいいのかを、自分で見つけ出せるようにして
あげる必要があるのです。
ところが、子ども達は、自分で決断すれば、必ず責任を
とらないといけないことを知っています。
責任をとることを、今の子ども達は極端に嫌います。
だから、積極的に責任を負うようなことは、しようとしません。
ですので、何とか自分で決断せず、人に任せ、しかも簡単に
できて、自分にとって楽でよい結果になるようにしたい、と
考えるのです。
だからこそ、
「しんどいことをやらないで済ませる」
ようにしようとするのです。
これも、何もかもがお母様方の子ども時代に比べて
便利になっていることが大きく影響しているのです。
それを頭ごなしに怒っても、そうは簡単にいかないことが
お分かりいただけましたでしょうか?
今日、自分で考え、判断し、決断する力というのが
実は、社会で最も必要にされている力なのです。
企業はそういう力を持った人を求めています。
どうしてか。
そういう力をもった若者が明らかに減っているからです。
体育会系の若者が未だに就職が有利なのは、スポーツは
努力をすることも、試合のときには瞬間的に決断をする
ことも必要なため、自然に自分で決断することができる
ようになっているのです。
その上、先輩後輩というつながりの中で、人間関係を
構築するには、どうしたらいいのかということを自然と
身につけてくるのですから、必要とされることも当然です。
実際に何か問題が発生したときに、どのようにするのか。
上司の判断を仰いでいたのでは遅いときがあります。
昨年の東北の大震災のようなことが起こったときに、
他人の判断を待っていては、命にかかわることは、
十分にお分かりいただけると思います。
それぞれの現場でできるだけの判断をし、決断
しなければなりません。
有名なホテルのリッツカールトンでは、現場でのそういう
判断・決断を大切にされています。だからこそ、超一流の
ホテルとして多くの方がお泊りになるのです。
では、どうしたら自分で考え、判断し、決断していける
ようになるのでしょうか。
これは大切な問題です。
ゆっくりと時間をかけて考えてみてください。
これからの時代を生きていく、子ども達にどのように
接していくことがよいのか、その参考にはなると思います。
また続きは次回お話したいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com/
今年は猛暑に加え、豪雨によって大きな被害も出ています。
昔はこんなことなかったのに・・・。
そう思われている方も多いのではないでしょうか。
前回、お母様方の育ってきた「時代」について
考えてみました。
人は必ず社会から影響を受けています。
自分ではそれほど感じていなくても、自然と影響を
受けてしまいます。
子ども達はお父様やお母様のの努力によって得られた
豊かな生活ができる環境の中で生まれてきています。
欲しいものは、たいていの物がすでに目の前にあるの
ですから、我慢なんてしなくていいのです。
「それでもできるだけ買い与えず、我慢させてます。」とまた
お叱りを受けるかもしれません。確かにそうだと思います。
そういう躾や教育をご家庭でされていると思います。
でも、考えてみてください。
お母様が子どものとき、
PSPがありましたか?
パソコンやインターネットがありましたか?
携帯電話がありましたか?
電子辞書がありましたか?
お子さんに使わせているかどうかではありません。
世の中にそういうものがなかったんです。
電車に乗っても冷房がついていたわけではありませんでした。
阪急電車も完全冷房化されたのは昭和60年のことです。
デパートは6時以降に営業していませんでしたし、
ローソンやセブンイレブンはわずかながらありましたが、
夜11時以降は営業していませんでした。
お母様方はそういう時代を生きてきたのです。
子ども達とは、同じ“子ども時代”であっても、
生きている時代が全く異なるのです。
我慢することの良し悪しを言っているのではありません。
がまんしようとしなかろうと、物があるかないかでは
世の中全体が向かう方向が違うのです。
子ども達が厳しく言われて、がまんしてやることは
明らかに減ってきています。それは物があれば
考えたり、我慢したりする必要がどこにもないからです。
だからこそ、厳しく言っても聞いているようで
聞いてはいないんです。厳しく言う前に、自分で考えさせ、
判断させ、決断させなければいけないんです。
自分で決断したことを実行しなかったときに、初めて
厳しく言わなければいけないのです。自分で行った決断が
実行できなかったのはなぜかを考えさせる必要があるからです。
当たり前ですが、実行でき、結果がうまくいけば褒め、
失敗すればなぜかを考えさせ、次に失敗をしないためには
どうすればいいのかを、自分で見つけ出せるようにして
あげる必要があるのです。
ところが、子ども達は、自分で決断すれば、必ず責任を
とらないといけないことを知っています。
責任をとることを、今の子ども達は極端に嫌います。
だから、積極的に責任を負うようなことは、しようとしません。
ですので、何とか自分で決断せず、人に任せ、しかも簡単に
できて、自分にとって楽でよい結果になるようにしたい、と
考えるのです。
だからこそ、
「しんどいことをやらないで済ませる」
ようにしようとするのです。
これも、何もかもがお母様方の子ども時代に比べて
便利になっていることが大きく影響しているのです。
それを頭ごなしに怒っても、そうは簡単にいかないことが
お分かりいただけましたでしょうか?
今日、自分で考え、判断し、決断する力というのが
実は、社会で最も必要にされている力なのです。
企業はそういう力を持った人を求めています。
どうしてか。
そういう力をもった若者が明らかに減っているからです。
体育会系の若者が未だに就職が有利なのは、スポーツは
努力をすることも、試合のときには瞬間的に決断をする
ことも必要なため、自然に自分で決断することができる
ようになっているのです。
その上、先輩後輩というつながりの中で、人間関係を
構築するには、どうしたらいいのかということを自然と
身につけてくるのですから、必要とされることも当然です。
実際に何か問題が発生したときに、どのようにするのか。
上司の判断を仰いでいたのでは遅いときがあります。
昨年の東北の大震災のようなことが起こったときに、
他人の判断を待っていては、命にかかわることは、
十分にお分かりいただけると思います。
それぞれの現場でできるだけの判断をし、決断
しなければなりません。
有名なホテルのリッツカールトンでは、現場でのそういう
判断・決断を大切にされています。だからこそ、超一流の
ホテルとして多くの方がお泊りになるのです。
では、どうしたら自分で考え、判断し、決断していける
ようになるのでしょうか。
これは大切な問題です。
ゆっくりと時間をかけて考えてみてください。
これからの時代を生きていく、子ども達にどのように
接していくことがよいのか、その参考にはなると思います。
また続きは次回お話したいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com/
2012年8月1日水曜日
イライラするのは当たり前!
少し間があいてしまいました。
さすがに夏期講習の準備に追われておりました。
夏期講習が始まったら、それはそれで、授業がたくさんあって
ゆっくり座って、ブログを書くという暇もあまりありません。
ようやく時間がとれましたので、前回のお話の復習から。
予習・復習は大切ですからね!
子どもさんに「うるさい、だまれ」と言わせてはいけない。
お母様のお気持ちは一貫してないといけない。
それはすべて子どもの心の負担になり、勉強への気持ちを
なくさせる、というお話をさせていただきました。
お母様の少女時代は同じように思っていたけれど
「それでもやらされた」という方もいらっしゃるでしょう。
だからこそ、今のお母様があることは間違いありません。
そうです。お母様が悪いのではないのです。
そういう時代を生きてこられたのですから、それでいいのです。
お母様方がイライラするのは当たり前なのです。
そのことが悪いと言っているのではありません。
それは仕方が無いことなのです。
ちょうど、お母様方は昭和30年代後半から50年代、
に生まれた方だと思います。お母様がどういう時代を
生きてこられたか考えてみます。
特に、「塾」という企業と経済がどのように
移り変わったかに着目してみます。
昭和30年代から塾というものが世に登場します。
実際はもっと以前からあったのでしょうが、
大手の進学塾が出来てくるのがこの頃です。
昭和28年に日能研、昭和33年に公文教育研究会
昭和34年に浜学園などといずれもこの頃に出来ています。
今のお母様方はちょうどこの頃から後にお生まれに
なった方がほとんどだと思います。
そして昭和40年代後半から塾というものが一気に
大きくなっていきます。ここからバブル期までが
塾という企業が大きく成長していった時代でもあるのです。
お母様方が塾に通われたかどうかはわかりません。
ですが、塾に通って勉強をすることが、世の中に
浸透していったことは間違いありません。
そういう時代に生まれ、育っているのですから、
その時代の価値観が色濃くお母様方の考え方にも
影響をしているのは当然なのです。
そして、平成5年業者テストが公立の中学校から
なくなります。当時の鳩山邦夫文部大臣による
業者テスト廃止です。
ちょうどお母様方が大学生か、大学をや短大を卒業
されて社会人になられた頃のことです。
ちょうどバブルがはじけたくらいのときなのです。
バブル後の平成不況と学校の進学情報に業者テストという
客観的データが使用できなくなり、不況の中も大手の
進学塾は成長を続け、現在に至っているのです。
この頃まで、日本は高度経済成長のあともオイル
ショックなどの不況もありましたが、それでも経済的成長を
続けて来ました。これが、お母様方が思春期をすごされた
時代なのです。
勉強して、難しい大学へ、そして大手の企業へと
みんなが考えていました。そのことが生活レベルを上げ、
豊かな生活ができるもとになるのだとがんばってきたのです。
だから、「それでもやらされた」としても我慢して
やってこられたのです。
どれだけ厳しく言われて嫌であっても、そのことが
絶対的に生活レベルを上げ、安心して豊かな生活をする
ためには必要なことだったのです。だから我慢できたのです。
ところが、今の小・中学生の子ども達は最初から
ものがあふれた中で生まれてきます。
ですから、当然のことながら、お母様方と同じようには
いかないのです。そのことが、子ども達の基本的な
考え方にも大きく影響しているのです。
その差がお母様方のイライラのもとだと私は考えて
おります。
長くなりました。続きは次回にお話したいと思います。
今日も最後でお読みいただき、ありがとうございました。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com/
さすがに夏期講習の準備に追われておりました。
夏期講習が始まったら、それはそれで、授業がたくさんあって
ゆっくり座って、ブログを書くという暇もあまりありません。
ようやく時間がとれましたので、前回のお話の復習から。
予習・復習は大切ですからね!
子どもさんに「うるさい、だまれ」と言わせてはいけない。
お母様のお気持ちは一貫してないといけない。
それはすべて子どもの心の負担になり、勉強への気持ちを
なくさせる、というお話をさせていただきました。
お母様の少女時代は同じように思っていたけれど
「それでもやらされた」という方もいらっしゃるでしょう。
だからこそ、今のお母様があることは間違いありません。
そうです。お母様が悪いのではないのです。
そういう時代を生きてこられたのですから、それでいいのです。
お母様方がイライラするのは当たり前なのです。
そのことが悪いと言っているのではありません。
それは仕方が無いことなのです。
ちょうど、お母様方は昭和30年代後半から50年代、
に生まれた方だと思います。お母様がどういう時代を
生きてこられたか考えてみます。
特に、「塾」という企業と経済がどのように
移り変わったかに着目してみます。
昭和30年代から塾というものが世に登場します。
実際はもっと以前からあったのでしょうが、
大手の進学塾が出来てくるのがこの頃です。
昭和28年に日能研、昭和33年に公文教育研究会
昭和34年に浜学園などといずれもこの頃に出来ています。
今のお母様方はちょうどこの頃から後にお生まれに
なった方がほとんどだと思います。
そして昭和40年代後半から塾というものが一気に
大きくなっていきます。ここからバブル期までが
塾という企業が大きく成長していった時代でもあるのです。
お母様方が塾に通われたかどうかはわかりません。
ですが、塾に通って勉強をすることが、世の中に
浸透していったことは間違いありません。
そういう時代に生まれ、育っているのですから、
その時代の価値観が色濃くお母様方の考え方にも
影響をしているのは当然なのです。
そして、平成5年業者テストが公立の中学校から
なくなります。当時の鳩山邦夫文部大臣による
業者テスト廃止です。
ちょうどお母様方が大学生か、大学をや短大を卒業
されて社会人になられた頃のことです。
ちょうどバブルがはじけたくらいのときなのです。
バブル後の平成不況と学校の進学情報に業者テストという
客観的データが使用できなくなり、不況の中も大手の
進学塾は成長を続け、現在に至っているのです。
この頃まで、日本は高度経済成長のあともオイル
ショックなどの不況もありましたが、それでも経済的成長を
続けて来ました。これが、お母様方が思春期をすごされた
時代なのです。
勉強して、難しい大学へ、そして大手の企業へと
みんなが考えていました。そのことが生活レベルを上げ、
豊かな生活ができるもとになるのだとがんばってきたのです。
だから、「それでもやらされた」としても我慢して
やってこられたのです。
どれだけ厳しく言われて嫌であっても、そのことが
絶対的に生活レベルを上げ、安心して豊かな生活をする
ためには必要なことだったのです。だから我慢できたのです。
ところが、今の小・中学生の子ども達は最初から
ものがあふれた中で生まれてきます。
ですから、当然のことながら、お母様方と同じようには
いかないのです。そのことが、子ども達の基本的な
考え方にも大きく影響しているのです。
その差がお母様方のイライラのもとだと私は考えて
おります。
長くなりました。続きは次回にお話したいと思います。
今日も最後でお読みいただき、ありがとうございました。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com/
2012年7月16日月曜日
卑怯者!
子どもがどのくらいお母さんのことを好きなのか、
ということは、頭ではわかっていても、実感として
なかなかわからないものです。
特にお母さんは子どもがどう思っているか、という
ことに敏感なようで鈍感な部分もあると思います。
それはどうすることもできないことでもあるのです。
お母さんだって自分の人生を必死に生きているんです。
全部が全部を受け入れることができなくても、おかしくは
ありません。
それでも、ただ、母親だというだけで、しなければ
いけないことが本当にたくさん出てきます。
お母さんだって、辛いし、しんどいし、泣きたいこと
だっていっぱいあるはずです。それを我慢して生きて
いるんです。
でも、子どもにとっては、唯一無二のお母さんなのです。
先日も保健士の先生と子どもの虐待の話をしていました。
以前、無理を言って、その保健士の方に虐待を受けている
子どもとの面談に同席させていただきました。
私もたくさんの子ども達がいじめを受けてきたのを
見てきていますから、体のあざとか怪我とかは
見てもそれほど驚きません。
しかし、あのときは驚きを隠せませんでした。
体中のあざと、たばこの火を押し付けられたあとだらけ
でした。まだ、幼稚園の年少の小さな子どもがです。
それでも、約40分の間、保健士の先生と怪我のことで
話をしている間、一度もお母さんにされたとは言いません
でした。
無理に聞き出そうとしているわけではないので、よけいに
怪我のことにはこちらから聞かなければ、触れようともしません。
まだ小さくそれほどしっかりもしゃべれないせいもあります。
それでも、たばこの火を押し付けられたあとについて尋ねられると、
小さいなりに必死に考えて、絶対にお母さんにされたとは
言わないのです。
この小さな子にこんなことができるのか、と思うくらいの
状態なのにも関わらず、その子はお母さんをかばい続ける
のです。
とてもその子を見ていられず、私はそっと部屋を出て
しまいました。あまりにもけな気で、思いが一途なのに
現実がちがいすぎるのに耐えられなかったのです。
この子は最後までお母さんに虐待をうけているとは
一度も言わなかったのです。
そのときのことを保健士の先生とお話をしていたのです。
その保健士の先生によると、本当に子どもは一途で、
どれだけ辛い状況になってもお母さんが好きなんだそうです。
子どもが母親を思う気持ちは、これほどまでに強いのです。
そのお母さんに向かって、
「うるさい、だまれ、しゃべんな!」と
言う子どもの気持ちは、どれほどのものか…。
小学校高学年くらいの女の子は第2次性徴が始まり、
体つきも変わり、生理も始まっている子もいて、
ホルモンバランスもよくありません。
どうしても落ち着かない状態に自然となっている
ところへ、お母さんとぶつかってしまえば、その分、
ぶつかりも激しくなってしまいます。
そのときは単純な腹立ちかもしれませんが、後々、
自分が一番大好きなお母さんにそう言ってしまった、
その思いは子どもの心に大きな負担になっていると
私は思っています。
まして、そのお母さんが自分には猛烈に勉強のことで
怒っていたのに、お父さんが帰ってきた途端に手のひらを
返したように、いい母親を演じ始めたときはたいへんです。
考えてもみてください。
大好きな、この世で一番大好きなお母さんに、
「うるさい」と言ってしまった自分がいるのです。
自分を自分で責め始めているのです。
そのお母さんは、自分をさっきまで責め立てていたのです。
それは自分にも責任があるので仕方がないと受け止める
ことはできているのです。
でも、手のひらを返したように、いい母親を演じられると、
子ども達は完全に見捨てられたように思っても仕方がないと
思いませんか?
まして、子どもがお母さんに怒られて、頭や顔を
叩かれでもしていたら、尚更です。
お父さんが帰ってきて、今までの自分への怒りを
あたかもなかったようにされるばかりか、いい母親を演じるの
ですから、子ども心に「卑怯者!」と言いたくなるのは当然です。
その上、自分への関心はその程度のものなんだと感じるのです。
所詮、「私は成績だけとればいいのか」と。
それ以外では、お母さんには認めてもらえないのか、と。
そうなると、失望感、虚無感、そういったものが、
心に芽生え始めます。見捨てられたような感覚は
子どもの心にはたいへん辛いのです。
1回、2回なら子どももお母さんだってイライラして
たんだろうくらいですむのです。それが毎回だと、
子どもはもうやっていられなくなります。
そうすると、もうお母さんの言うことなんて聞く耳
持たず、という状態になっていきます。
子どもに対して一貫して同じようにしていれば、まだ
子どもは納得できるんです。お父さんの前でも同じとなれば
自分が悪いと反省もし、お母さんの言葉を受け入れようとします。
でも、そうでなければ、子どもにとっては自分への思いは
その程度なのか、という思いだけが残り、勉強をがんばろう
というような前向きな気持ちは湧き上がってはこないのです。
これで勉強をしろ!点数を取れ!と言われて、仕方なく勉強
しても、点数を取れるようになることが無理なことはおわかり
いただけると思います。こんな心の状態では無理なのです。
点数を取らせたければ、点数が取れるようにもっていかないと
いけないのです。
でも、お母様のイライラする気持ちもわからなくもないのです。
そのことについては、また後日お話したいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com/
ということは、頭ではわかっていても、実感として
なかなかわからないものです。
特にお母さんは子どもがどう思っているか、という
ことに敏感なようで鈍感な部分もあると思います。
それはどうすることもできないことでもあるのです。
お母さんだって自分の人生を必死に生きているんです。
全部が全部を受け入れることができなくても、おかしくは
ありません。
それでも、ただ、母親だというだけで、しなければ
いけないことが本当にたくさん出てきます。
お母さんだって、辛いし、しんどいし、泣きたいこと
だっていっぱいあるはずです。それを我慢して生きて
いるんです。
でも、子どもにとっては、唯一無二のお母さんなのです。
先日も保健士の先生と子どもの虐待の話をしていました。
以前、無理を言って、その保健士の方に虐待を受けている
子どもとの面談に同席させていただきました。
私もたくさんの子ども達がいじめを受けてきたのを
見てきていますから、体のあざとか怪我とかは
見てもそれほど驚きません。
しかし、あのときは驚きを隠せませんでした。
体中のあざと、たばこの火を押し付けられたあとだらけ
でした。まだ、幼稚園の年少の小さな子どもがです。
それでも、約40分の間、保健士の先生と怪我のことで
話をしている間、一度もお母さんにされたとは言いません
でした。
無理に聞き出そうとしているわけではないので、よけいに
怪我のことにはこちらから聞かなければ、触れようともしません。
まだ小さくそれほどしっかりもしゃべれないせいもあります。
それでも、たばこの火を押し付けられたあとについて尋ねられると、
小さいなりに必死に考えて、絶対にお母さんにされたとは
言わないのです。
この小さな子にこんなことができるのか、と思うくらいの
状態なのにも関わらず、その子はお母さんをかばい続ける
のです。
とてもその子を見ていられず、私はそっと部屋を出て
しまいました。あまりにもけな気で、思いが一途なのに
現実がちがいすぎるのに耐えられなかったのです。
この子は最後までお母さんに虐待をうけているとは
一度も言わなかったのです。
そのときのことを保健士の先生とお話をしていたのです。
その保健士の先生によると、本当に子どもは一途で、
どれだけ辛い状況になってもお母さんが好きなんだそうです。
子どもが母親を思う気持ちは、これほどまでに強いのです。
そのお母さんに向かって、
「うるさい、だまれ、しゃべんな!」と
言う子どもの気持ちは、どれほどのものか…。
小学校高学年くらいの女の子は第2次性徴が始まり、
体つきも変わり、生理も始まっている子もいて、
ホルモンバランスもよくありません。
どうしても落ち着かない状態に自然となっている
ところへ、お母さんとぶつかってしまえば、その分、
ぶつかりも激しくなってしまいます。
そのときは単純な腹立ちかもしれませんが、後々、
自分が一番大好きなお母さんにそう言ってしまった、
その思いは子どもの心に大きな負担になっていると
私は思っています。
まして、そのお母さんが自分には猛烈に勉強のことで
怒っていたのに、お父さんが帰ってきた途端に手のひらを
返したように、いい母親を演じ始めたときはたいへんです。
考えてもみてください。
大好きな、この世で一番大好きなお母さんに、
「うるさい」と言ってしまった自分がいるのです。
自分を自分で責め始めているのです。
そのお母さんは、自分をさっきまで責め立てていたのです。
それは自分にも責任があるので仕方がないと受け止める
ことはできているのです。
でも、手のひらを返したように、いい母親を演じられると、
子ども達は完全に見捨てられたように思っても仕方がないと
思いませんか?
まして、子どもがお母さんに怒られて、頭や顔を
叩かれでもしていたら、尚更です。
お父さんが帰ってきて、今までの自分への怒りを
あたかもなかったようにされるばかりか、いい母親を演じるの
ですから、子ども心に「卑怯者!」と言いたくなるのは当然です。
その上、自分への関心はその程度のものなんだと感じるのです。
所詮、「私は成績だけとればいいのか」と。
それ以外では、お母さんには認めてもらえないのか、と。
そうなると、失望感、虚無感、そういったものが、
心に芽生え始めます。見捨てられたような感覚は
子どもの心にはたいへん辛いのです。
1回、2回なら子どももお母さんだってイライラして
たんだろうくらいですむのです。それが毎回だと、
子どもはもうやっていられなくなります。
そうすると、もうお母さんの言うことなんて聞く耳
持たず、という状態になっていきます。
子どもに対して一貫して同じようにしていれば、まだ
子どもは納得できるんです。お父さんの前でも同じとなれば
自分が悪いと反省もし、お母さんの言葉を受け入れようとします。
でも、そうでなければ、子どもにとっては自分への思いは
その程度なのか、という思いだけが残り、勉強をがんばろう
というような前向きな気持ちは湧き上がってはこないのです。
これで勉強をしろ!点数を取れ!と言われて、仕方なく勉強
しても、点数を取れるようになることが無理なことはおわかり
いただけると思います。こんな心の状態では無理なのです。
点数を取らせたければ、点数が取れるようにもっていかないと
いけないのです。
でも、お母様のイライラする気持ちもわからなくもないのです。
そのことについては、また後日お話したいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com/
2012年7月9日月曜日
子どもの本音を知らない
よく、塾でそんなことまでしなくていい!と
お叱りを受けます。
あっ、すいません。
気がついた方もいらっしゃるかもしれませんが、
お叱りを受けてばかりですよね。
はっきり言うと、そうなんです。
お叱りばかり受けているのです。
お叱り受けることが楽しいのではありません。
もちろん、趣味でもありません。
お叱りを受けることは決して楽しくありません。
でも、お叱りを受けることが嬉しいことは
間違いありません。
こうお話しすると、必ず眉間にしわを寄せて
変に思われる方がいらっしゃいます。
変に思わないでくださいね。
お叱りを受けるということは、私どもの考えに
反応をしていただいていることの裏返しです。
ちゃんと私どもの考えを受け止め、納得できない
からご意見をおっしゃってくださるのです。
そうすると、こちらも誠心誠意、お話しすることが
できます。そうするとわかっていただけるところも
出てくるのです。
もちろん、弊社が必ず正しいということばかりでは
ありません。ですから、そうやって意見をおっしゃって
くださることは、たいへんありがたいことなのです。
だから、嬉しいと思うのです。
話が脱線しましたので、元に戻します。
子ども達と何気なく会話していると、いろいろな
家の中の様子がわかってきます。
お母様方が思っている以上にいろんなことを
子ども達は感じています。
前回、
うるさい、だまれ、しゃべんな、ババア!
と言わせてはいけないとお話しました。
ここで勘違いしていただくと困るのですが、
お母様がより激しく怒ることで、言わせないの
ではないのです。それはしてはいけないのです。
これだけは間違わないでください。絶対に
やってはいけないことなのです!
親に口答えするというのはよくありません。
しかし、子ども達を追い詰めることはもっと
よくないことなのです。
なぜなら、心の中で
うるさい、だまれ、しゃべんなババア、
と言わせてはいけないのです。
もう、こうなると、お母様には本音は言えません。
何を言っても怒られると思ってしまうのです。
怒られるくらいなら黙っておこう、となります。
それに、お母様が怒ったところで、表面的には
聞いていても、心には響いていきません。
また怒ってるわ…、くらいですまされてしまいます。
そうすると、表面だけ取り繕うという作業を
始めてしまいます。そんなことで点数が取れると
思いますか?できるようになると思いますか?
できませんよね。やれと言われたときだけ
やる子どもが、自分からやるようになると
思いますか?
心の中でいろんなことを思っていることは
誰にでもあることです。それは当然です。
でも、今、ここで一番重要なことは、いかに
学力を伸ばし、点数を取らせるかということの
はずです。
だったら、そのようにしないといけないのです。
お母様の心の中を見透かしているのです。
そんな経験をお母様方もしてきたはずです。
同じことを子ども達はお母様に対してするのです。
そんな、表面だけ取り繕ってしまうような、
つまらないことにエネルギーを使って
いては、学力を伸ばすなんてことはできません。
それでも、子ども達は「そのつまらない作業」を
くり返します。なぜなら、少しは自分でも学力を
つけたいと思っているからです。
もう一つは無意識に「お母様に怒られたくない」
からです。子ども達にとって、どんなにうるさい
お母様でも、「お母さん」なんです。
お母様に嫌われることを子ども達は極端に嫌がります。
当たり前なんです。お母様に向かって、うるさい…と
いう子どもでも、お母さんのことは大好きなんです。
その、お母様に嫌われたくないということが無意識に
はたらきます。だから、怒られたときだけやる、という
表面を取り繕うことをするようになるのです。
それでも、まだ、話が一貫しているお母様はまだ
いいのです。取り返すことができるからです。
そうでない場合は、もっと厳しいことが待っています。
そのことは、また、次回にお話したいと思います。
今日も長い文書を最後までお付き合いくださり、
ありがとうございました。
ぜひ、ご意見をコメント欄にお書きください。
よろしくお願いいたします。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com/
お叱りを受けます。
あっ、すいません。
気がついた方もいらっしゃるかもしれませんが、
お叱りを受けてばかりですよね。
はっきり言うと、そうなんです。
お叱りばかり受けているのです。
お叱り受けることが楽しいのではありません。
もちろん、趣味でもありません。
お叱りを受けることは決して楽しくありません。
でも、お叱りを受けることが嬉しいことは
間違いありません。
こうお話しすると、必ず眉間にしわを寄せて
変に思われる方がいらっしゃいます。
変に思わないでくださいね。
お叱りを受けるということは、私どもの考えに
反応をしていただいていることの裏返しです。
ちゃんと私どもの考えを受け止め、納得できない
からご意見をおっしゃってくださるのです。
そうすると、こちらも誠心誠意、お話しすることが
できます。そうするとわかっていただけるところも
出てくるのです。
もちろん、弊社が必ず正しいということばかりでは
ありません。ですから、そうやって意見をおっしゃって
くださることは、たいへんありがたいことなのです。
だから、嬉しいと思うのです。
話が脱線しましたので、元に戻します。
子ども達と何気なく会話していると、いろいろな
家の中の様子がわかってきます。
お母様方が思っている以上にいろんなことを
子ども達は感じています。
前回、
うるさい、だまれ、しゃべんな、ババア!
と言わせてはいけないとお話しました。
ここで勘違いしていただくと困るのですが、
お母様がより激しく怒ることで、言わせないの
ではないのです。それはしてはいけないのです。
これだけは間違わないでください。絶対に
やってはいけないことなのです!
親に口答えするというのはよくありません。
しかし、子ども達を追い詰めることはもっと
よくないことなのです。
なぜなら、心の中で
うるさい、だまれ、しゃべんなババア、
と言わせてはいけないのです。
もう、こうなると、お母様には本音は言えません。
何を言っても怒られると思ってしまうのです。
怒られるくらいなら黙っておこう、となります。
それに、お母様が怒ったところで、表面的には
聞いていても、心には響いていきません。
また怒ってるわ…、くらいですまされてしまいます。
そうすると、表面だけ取り繕うという作業を
始めてしまいます。そんなことで点数が取れると
思いますか?できるようになると思いますか?
できませんよね。やれと言われたときだけ
やる子どもが、自分からやるようになると
思いますか?
心の中でいろんなことを思っていることは
誰にでもあることです。それは当然です。
でも、今、ここで一番重要なことは、いかに
学力を伸ばし、点数を取らせるかということの
はずです。
だったら、そのようにしないといけないのです。
お母様の心の中を見透かしているのです。
そんな経験をお母様方もしてきたはずです。
同じことを子ども達はお母様に対してするのです。
そんな、表面だけ取り繕ってしまうような、
つまらないことにエネルギーを使って
いては、学力を伸ばすなんてことはできません。
それでも、子ども達は「そのつまらない作業」を
くり返します。なぜなら、少しは自分でも学力を
つけたいと思っているからです。
もう一つは無意識に「お母様に怒られたくない」
からです。子ども達にとって、どんなにうるさい
お母様でも、「お母さん」なんです。
お母様に嫌われることを子ども達は極端に嫌がります。
当たり前なんです。お母様に向かって、うるさい…と
いう子どもでも、お母さんのことは大好きなんです。
その、お母様に嫌われたくないということが無意識に
はたらきます。だから、怒られたときだけやる、という
表面を取り繕うことをするようになるのです。
それでも、まだ、話が一貫しているお母様はまだ
いいのです。取り返すことができるからです。
そうでない場合は、もっと厳しいことが待っています。
そのことは、また、次回にお話したいと思います。
今日も長い文書を最後までお付き合いくださり、
ありがとうございました。
ぜひ、ご意見をコメント欄にお書きください。
よろしくお願いいたします。
進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com/
登録:
投稿 (Atom)