2013年4月6日土曜日

ちゃんとしなさい!


子どもが自分で考え、判断し、決断する
ためにはどうすればよいか。


このことはとても大切なことだと、ずいぶん
前にお話をしました。


自分で考えて行動するには、子どもは自立
しているか、自立しようとしていなければ
なりません。


なぜなら、親や他人の判断を仰いでいる
わけではなく、自らが考え判断しようとし
ているのですから、自立しようとしている
ことがその姿勢からも読み取れます。


自立していなければ、自分で考え、判断して
いこうとは思わず、どこか他人まかせという
ことになります。それが責任を負わないと
いうことでもあるのです。


では、子どもが自立するためにはどうしたら
よいのでしょうか。


それは、まず第一に親が自立することなんです。
親がちゃんと自立することが必要なのです。
親が他人に依存しているようでは、子どもは
自立できません。


中には子どもに自分の望みを実現して欲しいと
無意識に思い、子どもに依存している場合もあります。


自分が実現できなかったことを、子どものためと
言いながら、子どもに実現させようとしていることは
多々あるのです。



次に、では、親が本当に自立するためにはどうすれば
いいかということを考えなければなりません。


そのためには次のようなことを理解しなければ
なりません。

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子どもも、一人の人間であり、独立した人格です。
親と子どもとは別の人間なのです。
子どもには、子どもの思いも感情も気持ちもあるのです。
子どもは親の思いどおりになるはずはありません。


親には子どものことを理解できないこともあります。
それでも、子どもの人生をコントロールすることは
できません。

その子には、その子の人生があるのです。
子どもの人生の主役は、その子本人なのですから。


親の望みは、親自身の人生を通じて実現するしか
ないのです。
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このことを理解して、自分なりに親が行動できる
ことが、親が自立するために必要なことなのです。


長い間、さまざまな親子と出会ってきて、これが
できていると、自然と子どもは自立をしていく
ように思います。


ご家族で振り返ってみてはいかがでしょうか。


ぜひ、ゆっくりと考えてみてください。


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


進学塾TMC池田
http://tmc-ikeda.com